女の子に演じよう&レクチャしようとした手順

 今年の夏休みは,同僚と2人で恐山まで下道ドライブを決め込み,3日掛けて恐山まで行ってみると,想像と全然違っていて,面食らってしまったのですが,実はその旅行の前日にも,神奈川県の友人宅まで片道7時間の下道ドライブをしていて,夏休みは,ずっとドライブしていた気がします。で,その神奈川県ドライブの話。
 出かけていった理由のひとつは,手品を習いたいという女の子がいるので,トランプ手品の実演&レクチャして欲しいと言うもの。で,ひさびさに手順を考えました。手順を考えて見せるなんて実に10年ぶりぐらいです。で,手順。
(1)ワンコインルーティン:なぜかめったにしないコインです。ジャンボコインになって終わり。
(2)ブックテスト:デビッド・ホイの手順*1。他人の家の本でできるのが素敵。
(3)Xカード:例のマリーちゃんカードです。おしゃれキャット 客の言ったトランプだけ×印が書かれる手品 - GAMEとPCと手品と
(4)レインボーカード:これも例の100円ショップネタです。100円ショップの手品(2) - GAMEとPCと手品と
(5)ささやくクイーン*2:演者がトランプにさわらない(クイーンだけは触るけど)&後ろ向きで演じるトランプ手品です。
(6)ひとり用ドリーム:ほんとのタイトルを知りません。相手の選んだトランプを当てた後,演者の手から消えて,デックの中から,裏向きに出現します。
(7)アンビシャスカード:ご存知アンビシャスカード。
(1)は"つかみ"。仕掛けがないネタでも,できるんですよ,って事を見せたいため。(2)〜(5)は全てメンタル系の演出です。技法無しで,失敗もなし。その後,徐々に技法に重点を置いた手品に移行する手順です。と,準備万端で行ったのですが,なんと,女の子が急遽来れなくなって,代わりに別のカップルが来ていました。さらにかなり酒が入ったので,だいたいは手順に従いましたが,結局は,持っていったネタ全てやりまくりです。まあ,そうなることは,わかっていましたが。
 結局,一番うけたのはブックテストでした。その場にあった,普通の本を使うのが,とっても不思議だったのでしょう。やっぱ,普通の人には,そういうのが面白いんだよね,と再認識です。

泡坂妻夫著「しあわせの書」。ブックテストに使用できる有名な本です。2冊持っていますが,使ったことはありません。

*1:松田道弘著「メンタルマジック事典」P74。お客さんから借りた本を使用し,任意に選んでもらったページの最初の単語を,演者が見ることなく読み取る手品です。

*2:松田道弘著「トランプ・マジック」P147。演者が後ろ向きになり,お客さんに1組のトランプから1枚のトランプを選んでもらい,表を見ないでポケットにしまってもらいます。その後,赤のクイーンを探して演者が受け取ります。演者はそのクイーンからポケットの中のトランプを聞き出してみせます。演技中,演者はずっと背を向けたままです。