メビウス(PC-PJ120S)修理 その1(液晶バックライト)

 
 このメビウス(PC-PJ120S)が,わが家では唯一使えるモバイルPCです*1。なのに液晶は点かない,キーはいくつか反応しない,と使えないマシンになってしまいました。なので一念発起して修理です。まずは液晶から。
 以前から,液晶画面を開く角度によってバックライトが点灯したり消えたりしていましたが,とうとう10cmも開くと消えたままになるようになりました。さすがに使えない。。。ヒンジ近くの断線!?を疑って本体を開腹しましたが問題なし。なのでいよいよ液晶のほうの開腹です。
 液晶周辺のプラスチップカバーを開けましたが,いきなりバキバキに折ってしまいました。カバー3分割(TT)。高電圧注意のインバータに気をつけながら,通電したまま断線チェックです。その結果,インバータをドライバーで押すとバックライトが点灯することがわかりました。やなとこだな〜。疑わしきはインバータ基板のハンダ浮き。恐る恐る感電に気を付けながらインバータ周りのカバーを剥がします。しかしどこを見てもハンダ浮きは無し。原因のわからないままあちこちいじっていると,インバータ基板左側を裏から押し付けると,点灯したままになることがわかりました。え〜,こんなとこ押し付けたままにできない。。。と思ってよくよく見れば,左側の基板固定ネジを強く締めれば同じ効果があることが判明。なんのことはない,結局,「ネジを強く締める」ということだけで修理完了!
 積層基板内の断線!?このネジがアースか何かになっていて導通不良!?結局原因はわからずじまいですが,直ったので結果オーライです。バキバキになったプラスチップカバーもはめ込んでみればまったく目立ちません。気を良くして次回はキーボード修理の予定。

■おまけ■
 
 実は今回の修理は,壊れたデジカメQV-R51の修理のついででした。ズームを3倍で撮影しないと写した写真が縞々になってしまうという不具合です。修理見積もりの結果,1万数千円かかるということで泣く泣く新品に買い換えました。もっともこの見積もりも「レンズユニット交換」というかなり大雑把な修理内容だったので,とりあえず分解調査してみることにしました。
 で,分解しましたが素人が見てわかるような異常はなし。とりあえずブロークリーニングした後,組み直しました。結果は,何の変化もなし。縞々です。結局3倍ズーム専用マシンとしてお蔵入りです。

*1:モバイルサイズは他に,ThinkPad220,ThinkPad560,Libretto50,Let'sNote CF-M32がありますが,どれも今となってはスペック不足です。もっともPC-PJ120SもモバイルCeleron500MHzですが。