シンプルの思い出


 モノポリーといえば,友だちを失ってしまうことで有名なボードゲームですが,それは,自由度があまりに大きいため,嫌いなやつはみんなで結託して潰してしまうという,大人気ない遊び方をしてしまうからに違いありません。その点,テレビゲームのモノポリーなら自由度が小さいので,いいかも。そんなモノポリーの駒の中で,ひときわ異彩を放っているのが「シンブル」です。おそらくこれが何なのか,普通の日本人にはわからないでしょう。と言うわけで,本日は,モノポリーマニアと,裁縫好きな人と,海外旅行をするとなんか知らないけど綺麗なので土産に買ってしまう方と,手品にどっぷりはまっている人しか知らない,シンブル(西洋ゆびぬき)の話です。
 手品の世界では,頻繁に使われるものですが,現象は,指先にはめたシンブルが出現,消失,移動,色変わりをするという,言ってしまえば一般的なものです。わたしは,シンブルマジックをステージとかでやるのはあまり好きではないのですが,クローズアップでやるのはとっても好きだったりします*1。理由は遠いと見えないし,シンブルが何なのか意味付けするのが難しいのに対し,クローズアップだと,シンブルとは何かについて説明しやすい&とっても不思議だからです。といっても,ただ消して喜んでいるだけですが。。そんな私が,お客さんに見せるときに使用しているシンブルが写真です。シンブルはヤフオクで買った安い陶製飾り物,ケースは100円ショップで買った眼鏡ケースを流用しています。ウルトラセブンカプセル怪獣のカプセル風*2で気に入って使っています。
 という話は全て前振りでして,実は,話したかったのは,トリックス*3製のシンブルのことです。普段練習したり,適当に人に見せるとき,好んでトリックス製のプラスチックのシンブルを使用していました。テンヨーのものより,短く,見た目がいい感じです*4。学生時代に買ったこのシンブルも,ひとつ消え,ふたつ消え,ついには最後の1個をなくしてしまったので,先日,東京駅前のトリックスまで買いに行ったところ,数年前に製造中止になったとの事。手に入らなくなると,ますます欲しくなってしまいます。と言うわけで誰か譲ってください。または,似たものが入手できるところを教えてください。

*1:サロンはまあいいかな〜

*2:「行け!ミクラス!」のあれです。

*3:東京駅真ん前という,出張帰りに立ち寄るのに丁度いい場所にあるマジックショップです。過去にはここで片倉さんにダブルショックを見せていただき,ぶっ飛びました。

*4:テンヨーのは,長くてなんかいや。