男は立てなきゃね 〜カップルに手品を見せる〜
男性は女性の前だと,誰でも「ええかっこ」をしたいものらしく,そんなわけで,カップルに手品を見せるのは,みょ〜に気を使ってしまうものです。つまり,男性としては「すげ〜,タネも全然わからね〜」という「自分バカじゃね」という状況は避けたいらしく,しかも女性から「今のタネわかる??」などと聞かれると,返答に困って「ん!?あっ,あ〜」などと知ったかぶりを決め込んでしまい,自ら深みにはまって行ってしまうので,大変困ったものです。私がまだ学生サークル時代,学祭では,強引な呼び込みで客を店に入れてテーブルマジックを見せていたので,こういう状態にしばしば陥りました。
そんな時重宝して演じていたのが「ポーカー・デモンストレーション*1」です。この手品はギャンブラーのやり方として,仮の種明かしが入るので,ここで男を上げさせる事ができます。さらに,たいていの男性はポーカーをそれなりに知っていますが,女性はあまり知らないと言う点も,高ポイントです。演技では,ボトムディール*2やパス*3を織り交ぜ,「何か怪しいところがあったのがわかりました?」と男性にふって,指摘させた後に「良くわかりましたね」と男性を立てて,解説してあげれば,男性的にも満足です。もちろんその後はマジシャンのやり方を見せますが,一旦男を上げさせてあげたのたので,ここは素直に驚いてくれます。
まっ,今じゃこんなシチュエーションも無くなりましたし,話術でなんとでもなるので,成長したって言えば成長しました。